「何度でも見返したくなる」
それが、私たちの出発点でした。大切なグッズをただしまうのではなく、取り出すたびに嬉しくなる。手に取るたびに整理されている心地よさがある。
そんな収納の形を求めて、私たちはイレール独自のPP素材の開発に踏み出しました。
入れ物は、あくまで「引き立て役」であるべき

グッズ収納のバインダー・アルバムに求められる条件は、一般的な紙用バインダーとは大きく異なります。厚みがあり、紙より重い。それがグッズの現実です。
素材選びの出発点は、「グッズが主役である」という一点でした。入れ物であるバインダーやアルバムは、グッズを引き立て、守る存在であること——主張しすぎてはいけない。
もう一つ大切にしたのは、価格です。引き立て役であるはずの入れ物が高価すぎれば、手の届かない存在になってしまう。グッズを大切にしたいすべての方に届けるために、コスト・強度・見た目のシンプルさ、この三つを同時に追い求めることが開発の前提となりました。その結果としてPP(ポリプロピレン)素材を選び、開発をスタートしました。
コレクションをただしまうだけでなく、飾るような感覚で整理できる。「見せる収納」と「守る収納」を同時に実現すること——それが私たちの考え方です
グッズは、想定よりずっと重かった
開発にあたってまず私たちが直面したのは、強度の壁でした。
グッズは、想定していたよりもずっと重い。厚みのあるアクスタや缶バッジをまとめて収納したとき、市販のPPシートでは、その重さに耐えられずたわんでしまう。
他社のバインダーを手当たり次第に調べても、たわまない強度を持つものは非常に少なく、あってもPPとは異なる素材を使った高価な製品ばかりでした。
市販のシートでは対応できない。強度を上げれば価格が上がる。
その壁を越えるために、私たちは生産工場と組み、PP素材を一から製造することを決断しました。PP素材の配合を変え、厚みを調整し、試作を繰り返す。そのサイクルを約1年にわたって続けました。
現在の1.6mm厚という答えは、その積み重ねの末にたどり着いたものです。
「白」といっても、白は一つではない

強度の問題に目処がついたとき、次に私たちが向き合ったのは「色」でした。
第1弾のバインダー・アルバムの素材色は白。しかしその「白」を決めることが、予想以上に難しい問いでした。白の配合が薄すぎると、中身のグッズが透けてしまう。かといって白の色味を調整しようとすると、今度は素材の強度にも影響を与えてしまう。
どっちつかずの状況が、しばらく続きました。単純に見える「白いシート」の中に、いくつもの相反する要件が絡み合っていたのです。
そして何より難しかったのが、「どんな白にするか」という問いでした。
白といっても、無数の白がある。私たちが目指したのは、どんな部屋にも、どんなインテリアにも、そっと馴染む白でした。主張せず、しかし存在感を失わず、グッズを引き立てる白。配合を何度も変え、何枚ものサンプルを重ねた末に、現在の白にたどり着きました。
グッズを収めたとき、バインダーの存在が自然に背景へと退く。そのような白です。
大切な宝物を、何度でも見返したくなる収納へ

はじめてイレールのバインダーやアルバムを手にしたとき、そのシンプルな見た目に驚く方もいるかもしれません。
さらに厚手の素材、大きめの本体、そして4穴ストッパーを閉じるときの、少し硬い感触に戸惑う方もいるかもしれません。でも、グッズを入れてみてください。そのために設計された強度が、グッズをしっかりと受け止めます。自立するバインダーが、コレクションをひとまとめに整理してくれます。
そして、専用のリフィルと組み合わせることで、何度でも開きたくなる、見返したくなる——そんな収納の形を目指しました。
私たちが届けたいのは、大切なグッズをわかりやすく収納し、見返す楽しさを提供すること。
見た目はシンプルでも、その裏には数えきれないトライと検証があります。工業製品でありながら、1つ1つ丁寧に確認しながら届けるのは、使ってくださる方の宝物に、ふさわしい場所を用意したいという思いがあるからにほかなりません。
▼イレールバインダー商品ページ
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